RAUH Welt流ポルシェ登場

中井 啓(千葉)


 タイトル写真の手タレは、中井くん。現場で揉まれた傷だらけの手に、
 ショートホープ&キーホルダー……すみません、自己満足で掲載させていただきました。


CARBOY2002年4月に掲載された、中井くんです。
コツコツと作り上げてきたRAUH Welt流911
この1枚の写真で、中井WORLDが新しい展開を始めた。

    ※以下、当時のまま掲載させていただきますので、※
    ※価格、仕様等は変更されている可



ドンドンとディープな世界に入る
中井&ポルシェチューニング
現在、真っ赤な艶あり塗装された
お気に入りマシンは跳ねまくりの
性格を持つジャジャ馬SPL!!


カッコいいクルマができたんですよ! 
電話の向こうの中井くんはずいぶん楽しそうだった。

AE86からポルシェに乗り換えて、
いろいろと中井流の手の加え方をしているのは
知っていたが、今回の取材で実際にマジマジと
眺めているうちに、中井流のカッコいい
クルマ作りがヒシヒシと伝わってきた。

気分的には、KP61やAE86をいじり倒していた
ときと全く同じなのだ。ベース車輌が安いということ、
シンプルな構造を持っているので、素人でも
全部イジることができるという可能性、
これまで誰も試みたことのないチューニングを
実際に行なっていくことの快感……そういうことが
重なって、中井クンはドンドンと
ポルシェ改造にはまっていった。

ストリートをガンガン走れて、サーキットに
そのまんま持ち込んでも全開OK。
いや、サーキット用にセッティングされた
ポルシェをブッチブチと抜き去るポテンシャルを
持っているというところが凄いのだ。

最初の頃、鬼キャン仕様のポルシェを
サーキットに持ち込んだとき、周囲の眼は
異端者を見るそれだった。

ま、当然でしょう。ポルシェフリークには
ポルシェフリークの常識があるんですから。
AE86乗りですら、最初に中井AE86を見たときは、

「こんなことやっていいの?」

と驚愕の目で見たはず。

「AE86の頃とは違って、ちょっとボクも
大人になっていますから、バンパーは
タイラップ留めではなく、パッチンバンドを
使ってますから」

得意気にいう中井くんだが、その言葉通り
バンパーは金属製のパッチンバンドで吊られていた。
ま、吊っているというところに関しては、
AE86時代と大きな違いはないのだが……。

そして、なにをおいても注目ポイントなのが
フェンダーとタイヤ(ホイール?)のクリアランスである。
指が入らない。よくこんなのでフェンダーに
当たらないなと思っていたら、中井語録が炸裂。

「リヤのスプリングは12kg/oです。で、ショックは
伸び側が思いっきり固いんです。だから段差を
乗り越えたら、必ずショックが伸びずにタイヤが
浮いてるんですよ。ハハッ、思いっきり跳ねる足
っていうんですか。メチャクチャに乗り難い仕様なんですが、
これがまた楽しいんですよ」」


AE86の鬼キャンも、乗り難い仕様だった。
ランチャストラトスのフェンダーからタイヤのラインを
実現したいと始めた鬼キャンだったが、
このえげつなさはドリフト野郎の憧れの的となった。

対象がポルシェになっても、中井流の
セットアップの方向性は変わらない。
いや、むしろAE86時代よりももっと過激になってきたようだ。

自分が楽しけりゃそれでいい。基本はそれだ。
だけど、その楽しむ仕様のままでタイムまで
出してしまおうというのが中井流なのだ。

最初は異端者扱いだったサーキットでの
中井ポルシェだが、この妙チクリンな仕様で
グングンとタイムアップしてくるようになると、
まわりの眼が変わってきた。

ポツリポツリと真似するポルシェ乗りも出てきた。
とにかく、この仕様で速いんだから文句の付けようがないのだ。

しなやかに動く足、十分なストローク……
そういったサスペンションの理想形とは全く違った
地平でセットアップされているポルシェ。

リヤのタイヤのトーイン具合が、写真から
感じとっていただけるだろうか。トーインの数値はない。
というか、サイドスリップテスターにのっけたら
計測不能なほど極端なトーインがつけられているのだ。

普通ならこんなクルマでは曲がれない。
だけど、そういうクルマを曲げる楽しさが、
中井流の楽しみ方なのだ。「AE86乗ってるときと
おんなじ、いや、あの頃よりももっとラフに楽しんでますよ。
これ1台でどこでも行っちゃいますからね!!」である。

カコミ 
■右のマシンはカローラ(いや、あとで知り合いに聞いたと
ころによるとスプリンターだったらしいのだが、中井くんは
ずっとカローラだと思い込んでいたらしい)である。AT車
で、2万円で売ってもらった。これまでの中井くんは、常に
ふたつの方向性を持ったクルマを同時所有して、いろんな楽
しみ方をしてきた。ハチロクとアメ車、バスタブポルシェとトラ
ック等々。だが、あまりにも現在のポルシェが楽しくて
楽しくてしようがないので、他のクルマが必要なくなったのだ。
ストリートもガンガン乗るし、サーキットも峠もOK。
で、カローラ、じゃないこのスプリンターが、
あるときはスペアタイヤのキャリアカー(アグレッシブな
走りをすると、けっこうタイヤを消費するんですよ)、
サーキットのサポートカーとして大活躍。
「なにしろ、後ろの座席にタイヤが4本乗りますから、
すごいですよ、このカローラ。ポルシェを
ガンガン走らせるために役に立ってくれてますよ! 
このカローラは!!」相変わらずの中井節……である。


写真キャプション1 
●現在搭載しているエンジンは3.6♀カレラ2用の
エンジンに3.2♀用のショートストローククランクを
組み込んだもの。トルクよりも回転を優先した仕様。

写真キャプション2 
●組み込むタイヤはフロントが235-40-18、
リヤは275-35-18。フロントキャリパーは928用
ビッグキャリパーで、ローターは330φの大口径を組む。

写真キャプション3 
●エンジンルームと車室は透明アクリル板で仕切られる。
中井説によると「エンジンの回ってる様子が見えるから」
だそうだが、走ってるときは見ない??

写真キャプション4 
●ブレーキはツインマスターシリンダータイプを装着。
前後のマスターシリンダーを設定することによって、
そのバランスを変更することができる。

写真キャプション5 
●運転席右側にセットされた赤いノブはツイン
マスターシリンダーのバランス調整用。
フロントを効かせたり、リヤを効かせたりと思いのまま。

写真キャプション6 
●リベット留めの巨大なリヤフェンダーは
タイヤ&ホイールにギリギリの接し方(?)をする。
ま、中井流のフェンダー美学がここに集約されている。

■ポルシェ911改中井啓SPL

3.6♀カレラ2用エンジン改ショート仕様
プロモデットチューンヘッド
クランクケース削り加工
Deed小山ガレージサスペンション
スイフトサスペンション
リヤキャンバー4゜30'
リヤトーイン→サイドスリップぶっちぎり
RAUH-WeltEXマニ&マフラーキット

 


ラウヴェルトペグリッフ




■ RAUH Welt 中井 啓 Link ■

 

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