多種多様の仕様が存在する
L型のチューンのなかでも
ちょっと思い切った仕様を模索中!
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いまから20年前。
1998年の記事を紹介します。
アウトストラーダの佐々木さんのZチューンですが、
ハルテックを使ってのフルコン制御のL型です。
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さすがに若いです〜(笑)
しかしながら、佐々木さんは、
以前カキモトレーシングさんにいた頃から、
インジェクションをやっておりました。
このときは、ハルテックでしたが、
いまはLinkを中心に、フルコン制御をいろいろと
行っているようです。
あ、そういえば、和泉ナンバーですね(笑)
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で、先日、電話で話をしているときに、
「L型で、いろいろとやりたいことがあるんですけど……ねぇ」と。
L型というエンジンは、本当に、色々なバリエーションがあり、
全国のチューナーやプライベーターが、さんざんやってきたエンジンです。
なのに、これまでとは違うアプローチと言うか、考え方でやるというのは、
どういうことなんでしょ?
というわけで、相模原にあるアウトストラーダさんに行ってきました。
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佐々木さんは、スピードショップターボさんに勤務していたときに、
MR2をベースとした3S-Gチューン&マシンメイキングでおせわになりました。
そして、独立してアウトストラーダを始めてからは、
スバル系のチューンを始めとするイメージがありました。
「いえ、別にスバルを専門にやろうと思ったんじゃなくて、
たまたまお客さんが重なって、それから口コミで……」
「L型には、自分なりの思い入れがあるみたいなんです」
「乗り味も独特というか、L型ならではのものがあるんで」
「個人的に、やり残したというか、やりきれなかったということが、
イロイロとあるんで、そのあたりをやってみようかな?と」
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……いろんなことを話しながら、工場内を見廻すと、
なんだか、L型系のパーツが、増えていました。
現時点で、佐々木さんのL型というのは、
藤本には、見えませんでした。
しかしながら、話を聞いているなかで、
いろいろと考えさせられる点が多かったのも事実です。
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☆アウトストラーダ佐々木さんとの話
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なんとなく、ではあるんですが、現在のL型一般常識的なものが、
いっぱいある可能性や使用方法のうちの、限られたものじゃないか?
以前紹介した、亀有エンジンワークスさんのL20型ベースの
パーツが持っている意味ですとか、昔のL型チューンの時代を
知らない世代がL型に乗っている現状等を考えると、
もう一度、L型というエンジンに対して考え直す時期なのかもしれない。
そんなふうにも思えます。
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また、別の話になりますが、
「街乗り用のナローデフを作ろうかと思ってるんです」
「????」
「ナローデフというと、ドラッグマシン用のシステム的な
考えが主流ですけど、昔のアメ車と同じですよね」
「マルチリンクや4独等、いろんなサスペンションの進化が
ありましたけど、街乗りなら、リジッドデフもありかな?と」
そういえば、昔のアメ車は、リジッドデフにリーフスプリングの
組み合わせだったですね。
直線を走るだけではなく、それなりのポテンシャルを持っている
システムですし、なにもドラッグ専用と考えなくてもいいかも。
以前、金属の話で伺ったLUX技研の加藤さんとの話でも、
リーフスプリングのびっくりするようなポテンシャルの話がでた。
古い形式、終わったシステム……と思っているけれど、
その根本的なポテンシャルや性能を考えると、
現代でも侮ることのできないものがある。
そういうことって、いっぱいありますよね〜。
スマホが便利だけど、ガラケーで充分という
使い方だってあるじゃありませんか(笑)
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とまれ、アウトストラーダの佐々木さんと話していて、
いろいろなことを考えさせられました。
そして、下のパーツを見せてもらいました。
「フルコン制御のときに、細い配線を使うんですが、
そのときのハンダ処理が結構面倒くさいんです。
で、こいつを見つけたんですが、細い線を
両方から差し込んで、熱を加えてやると、
ハンダ処理同様の結線ができるんです」
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![](images/WURTH.jpg)
WURTHというメーカーの『収縮チューブ末端コネクタ』
であります。
こういう細かいところに、将来の可能性というものが
潜んでいる……と、ついつい穿った見方をしてしまいます(笑)
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アウトストラーダ
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