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現代まで脈々と続くL型ゼロヨン

1991年1月号(FISCO)


いまも継続するL型人気の
ひとつの頂点がここにあった
メカチューンの切磋琢磨編

 

以前、別の項で紹介したのだが、
優勝したマシンを囲んでの記念写真が下。
撮影している金上カメラマン達の様子を
別のカメラマンが遊び半分で撮った一枚でありました。

このときFISCOにいて、この撮影に参加してくれた
人たちは、当時20代中盤だっとしたら……50代中盤にさしかかっている。
当時の自分を懐かしく思い出していただければありがたい話ですが、
カメラマンが邪魔して映らなかった方々。

「んだよぉ、オレ、あそこにいたのに……」
CARBOY1月号を買っていただいて、
自分も載っているはずと思ったら、
影に隠れてしまっていた。

人生というのは、そ〜ゆ〜もんです(笑)

ま、それはそれとして、このとき優勝した
DIガレージのマシンは、そしてドライバーの久保くんは、
臨海では有名な存在だった。

『100番』が来た、『100番』が走る、『100番』が……。

そういう存在が、FISCOの舞台で、11秒フラットという
強烈なタイムで優勝する。
これまでのCARBOY0→400mのNA記録は、
和歌山のオートカルザZが持っていた11秒069だった。

それを塗り替え、10秒という大台に紙一重のところまで。

大阪のDIガレージ、和歌山のオートカルザ。
臨海由来のマシンが、CARBOY0→400mという舞台で、
FISCOというステージで、頂点闘いをする。

いってみりゃ、臨海のストリートゼロヨンの勝負を
FISCOでやってるようなもんです(笑)

でも、だからこそ、CARBOY0→400mというイベントは
強烈に多くのヒトたちに支持されたのではないか?
そう思います。

ストリートの延長、言い換えれば、自分たちの日常の
手が届きそうで、なかなか届かないところに位置している。


ちなみに、オートカルザZが6年ぶりにクリアした
L型NAの記録というのは、1984年9月号で、
ランナップスポーツZがマークした11秒170という記録
このタイムを目標に、全国のL型チューナーが、
挑み続けたわけだが、そこに肉薄したのが1989年の
オートカルザZ。

しかしながら、そのときの記録は11秒347と、
わずかコンマ2秒弱の僅差。
そして、再度1年後のチャレンジで、
11秒069と、コンマ1秒上回ったわけです。

そして……DIガレージの今回のタイムが
11秒036……オートカルザZのタイムを
100分の3秒上回った。

で、ここで問題です。
DIガレージの100番Zに搭載されているエンジンは、
誰が作ったもんでしょう?

そうです。柿本改……なんです。

柿本改がマークした記録を、
近所の和歌山プライベーターが抜き、
その記録を、再び柿本改が抜く……。

そんなふうに考えると、非常に興味深い時代でありました。

   


おっと、ふと記事を読み返していたら、
下のページのカット写真に写っているのは、
エポックメイカーZの林くんじゃありませんか。

偶然、というのは、あります。

つい先日、このHPで紹介した林くんでした。

シマダドラッグZ、カーショップ亀有S130Z、アルカディアドラッグZ、
B2WORKS LSサニー、トワイライトランナーズ蔵持Z、
浅田屋食堂Z、野口ドラッグサニー……思い出せばイロイロと、
そういうクルマが目白押しであります。

ドリコンGPは、オレたちの甲子園だっ!といいましたが、
CARBOY0→400mはなんだったんでしょうか?

花園なんでしょうか?
国立競技場でしょうか?

いや、違うな〜。
ドリコンGPよりも不良で、
一見するとお近づきになりたくない雰囲気。
K1的な存在といったほうが、いいかもしれませんねぇ。



↑できるだけ、いろんな方に見ていただきたいので、
よろしかったら、お願いします。


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