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感性に訴えかける排気システム!

SACLAM(埼玉)

従来は、多気筒であること、少なくても6気筒
……と考えられていたマフラーの2倍音&3倍音効果が 、
4気筒でも実現できる! これから広がる排気音の
可能性を想像すると、非常に興味深い!!

 

いろいろと能書きを聞く前に、1時間ほどかけて、
いろいろな状況での走り(というか排気音チェック?)を
体験させてもらった。最初乗り込んだときは、
「けっこう静かなマフラーだな〜」という印象を受けたのが、
1時間後には、このマフラーの排気音をキチンと聞けるようになって帰ってきた。

一般道路を法定速度で走行しているときは、
幌を降ろした状態でも、決して大きな音ではない。


だけど、アクセルを踏めば踏んだだけ、
抜いたら抜いた分だけ排気音が変化する。

当たり前のことなのだが、多くのマフラーは、
それがないものがある。ガバッと踏めば、どんなマフラーでも、
排気音変化は起こる。だけど、右足の親指が
ちょっと動くようなアクセル変化で、排気音変化する
マフラーというのは、それほど多く存在するものではない。

その昔、BMWアルピナのNAチューンに乗っていたとき、
このような排気音変化を経験した。もちろん、ギヤ比の
セットアップやファイナルの組み合わせも絶妙なのだが、
シフトアップが楽しくてしかたがない。

パワーもそれほどない(L型等に比べればの話)けれど、
絶対的な速さではない速さ(というか楽しさ)が、
スポーツカーの重要な構成要因であることを教えてくれた。

おっと、無駄話をしてしまいましたが、以前CBが取材した
Z33のマフラーとは違って、今回のロードスターの
マフラーはBP型1800cc4気筒エンジン(しかもノーマル)。

これが、4000回転あたりから音色を変え、5000回転を境に、
また違う排気音体験をさせてくれ、6000回転領域になると、
2倍音&3倍音効果で、音色が実に心地よい変化を遂げてくれるのだ。

フェラーリサウンドと言ってしまうと、フェラーリさんに失礼だが、
カムに乗ったときに排気音が変わっていくような
……といえばわかっていただけるだろうか?

おっとそうそう。1時間の体験走行中にふと感じたことがある。

音の感じや音色の変化を聞いていると、タコメーターの
針との差を感じたのだ。先ほど言ったように、4000回転から
音質が変化し始めるのだが、これはチューンドエンジンなら
5000〜6000回転付近の感触に似ているし、6000回転領域の
音質は、8000回転付近の音に似ている(迫力とスピードは
違うのだが)のだ。どうしたのだろう?

よく考えてみると、排気音というのは、マフラーシステムだけが
生み出すものではない。エンジン音、そしてオーバーラップ時の
いろいろなものが積み重なった結果、最終的に排気音として認識されるもの。

それが、エンジンがノーマルなので、メカニカルノイズや
高回転まで回っているときの圧力感(その気になっているだけの
プラシーボ効果かもしれないが……)なしに実現しているからかもしれない。

だが、結論としていうなら、このマフラーは『ありっ!』でしょう。
これまで、ここまでの熱意を込めて、排気音の音質や音色に
こだわって開発されたマフラーは……浅学で申し訳ないが
……なかったはず。いやあ、完成バージョンが楽しみ!!

 

 

 

 


●現在エンジンはノーマル状態。だが、以前SACLAMで行ってきたように、
ハイコンプ&カムのファインチューンのステップを用意。
 

●Z32のときと同様、EXマニはマキシム製。排ガス基準をクリアすること、
基本的な品質のよさでセレクトしているという。
 

●4000回転を超えたあたりから、音質が変わり始め、5000回転でさらに、
そして6000回転でまた……とそれぞれの回転域で音質変化。

●鳴きの秘密は、メインの消音器にある。基本的にはストレート構造を
持っているのだが、内部で数室に分かれて、音を奏でる。

●排気管は、曲がりの形状、集合位置、集合の方法等で排気効率が決定されるが、
今回はそれに加えて音質に徹底的にこだわる。
 
キャプ6 
●サブサイレンサー部分の形状。基本的にはメインサイレンサーで決定するが、
この部分の役割も大切。わずかな違いが差となる。

●マフラーフランジには肉抜きがされたタイプを使用する。溶接具合やステーの
取り付け、フランジ等で総合的な耐久性が決まる。

●消音器を通った音をマイクでひろいあげ、ソレをデジタルデータ化して
グラフで比較。どこが減衰されているのかが一目瞭然?
 

■これまでSACLAMでは、排気管製作のみならず、
エンジンチューンもいろいろと行ってきた。
BMWミニ、BMW M3、Lotusエリーゼ……
だが、今回はユーノスロードスターであります。
これまでとは路線がじぇんじぇん違う?
「なんだかね、速くなくてもいいんじゃないか?
という気もするんですよ。普通の速度で走って楽しいと
いうジャンルもありかな?と」と宇野さん。
最近、面白いクルマがないという話題から、
じゃ、面白いクルマを作ったらどうか? 
コレまでやったことのない提案をしたらどうか? 
そういう観点から、いまの時代だからこそ、
気軽に買って、遊べる国産車。こいつを物色していたら、
ロードスターが浮上してきたという次第であるようだ。
言われてみればな〜るほど。
SACLAMがこれまで行ってきたファインチューン手法を
BP型エンジンに応用すればいいだけの話。
それほどハードじゃない。
でも楽しく乗るための最低ライン……です


近況報告:

上の8年前の記事なかで、
取材に協力してくれたのが、西山さんでした。

で、今回

「2017SACLAM最新音作り探訪! 」 撮影で、久しぶりに訪れたSACLAM工房内で、

西山さんを発見(笑)

開発&製造で、ビシビシやってるとのことでした。
いやあ、お久しぶりでございました〜。

 

 

 

SACLAM

〒369-1243埼玉県深谷市永田1098
TEL: 048-584-7117


 



■SACLAMの履歴 ■

 

感性に訴えかける排気システム!

  2017SACLAM最新音作り探訪!
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