CARBOYには珍しいボディメイキング特集!?
1985年

「かっこいい」という命題を
追求することが、なんだか
こっ恥ずかしかった頃の
トラウマを昇華させる!?

 

『かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』
というアルバムを発売したのは、早川義夫というミュージシャンだった。

詩や曲は、あまり好きにはなれなかったけれど、
この言葉には、影響を受けた。
1969年の発売だったから、50年近く前のことになる。
自分は、ちょっとだけおませだったので、
高校生の頃は、アメリカのブルースばっかり聞いていた。
だから、日本のヒットチャートや流行にはあまり関心がなく、
……あ、ちょっとURCレーベル系はよかったか(笑)

ま、そんなことはどうでもいいのでありますが、

『かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』

これは、ひとつの金科玉条になってしまったような気がします。
一般的な、大衆受けする、万人向けのかっこよさというものには、
どうにも馴染めない体質が高校生の頃から出来上がってしまったのだ。

だから、CARBOYでは、クルマの外観に関する特集は、
あまりやらなかったんです。

でも、このときだけは、ちょっとばかり違っていた。

そうです。ABRの細木さんの作ったS130Zのボディキットです。

あれは、よかった〜。

で、それに加えて、一体式カウルや、そのときに登場した
renomaブランドの紹介なんかを合体させた。

あ、タイトル写真に使用しているように、ディノは好きです。
MBAやトライアンフ、ジャガーE Type、ロータスエリートなんかも好きです。
ちょっと、イギリスかぶれですか(笑)


上の記事のABRのボディキットの登場から、
20年ほど経った頃、再度見えることとなったのが、
Dookiesの込谷さんの手になる、関ちゃんS130Zでした。

Dookiesの作ろうとしていたスタイルに関しては、
別項で解説させていただいているけれど、
この関ちゃんS130Zを見たときは、
懐かしいような、嬉しいような、そういう気持ちでしたね。

そして、ボディキットもさることながら、
室内の作り込み、エンジンルームにも、
しっかりと手が入れられていて、
しかも、その細部まで神経の行き届いている様子は、
藤本を興奮させてくれました。

 

  

 

色は地味です。

取り立てて派手でもありません。

でも、なんていうか、これでの単純命題的な

『かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』という
フレーズを、蹴っ飛ばしてしまうくらいに、
かっこいいという要素を感じさせてくれました。

機能美とスタイルが合体することで、
純粋に『カッコイイ』という形態が出現する!


下の動画は、JDDAの2010年のときに撮影したものです。
実際に動く、そして速い。そういうクルマの機能や性能が、
裏付けとなって、外観はいっそうカッコよく見えてくる。
ま、ブラシーボ効果ともいいますが(笑)




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