RSファントム時久さんの
掲載記事を調べていたら
とんでもない計画が発覚!!
先日アップした『オリジナル4ローター』のことで、
「そういえば、時久さんを取材したページが、まだあったな〜」と
思ったので、1980年代のCARBOYを探ってみた。
そうすると、最初に登場してもらったのが、
1984年10月のSA22Cのスーパーチャージャー。
このときはL型タイプも同時に開発された。
次に、1985年1月のMR2。
これらは、時久さんが設計&製作された、
純国産のスーパーチャージャーシステムだった。
つまり、シングルのスーパーチャージャーを製作後、
ツインチャージャー、キングチャージャー、
4ローター、トリプルチャージャー……。
「どうなってるんだ? このヒトってば〜」
こういうヒトが、日本にはいるんです。
1988年には、ピアッツァに4A-Gエンジンを
2基がけしようと……まったくもって、
どうなってるんですかぁ?
当時の記事を引用してみると、
◇ ◇ ◇
『ダブルクランクエンジン』と名付けられたプロジェクトの
内容を紹介すると、S/Cとターボのツインチャージャー仕様の
4A-Gを、それぞれの向きを反対にしてドッキングする。
4A-Gエンジンは、左右それぞれが15度ずつ斜めに
オフセットされ、前後ギヤを介して、VGミッションに
パワーを伝達する。
ドライサンプ仕様のオイルパンは、アルミの鋳物で、
エンジンパワーをミッションに伝える30φの
シャフトが内部を貫通している。
(中略)
ただし、このエンジン2基がけというのは、時久さんの
オリジナルアイデアではなく、フランスの『シムカ・マトラ
・バーゲラU8』が、フォードコルチナの1500ccを使って、
3Lの2基崖エンジンを作ったことがあるという。
だけど、このエンジンは、チェーン駆動で、
いつの間にか立ち消えになってしまった。
直列方式のツインエンジンというのもあるけど、
時久方式のツインエンジンは例が少ない。
◇ ◇ ◇
読んでみても、わかるような、訳がわからないような(笑)
実物を見て初めて凡人というのは理解できる(?)ものであります。
不幸にして、藤本は、時久さんの取材をしたことがありません。
記事になったCARBOYを見て「ヘエ〜!」「ホ〜!!」と、
ただただ感心していただけでありました。
こうして、30年以上前の記事を再度見ていて、
いまさらながらではありますが、
RSファントムさんに電話をしてみましたが……。
「おかけになった電話番号は……」
ネットで調べても、知り合いに聞いても、
どうにも連絡はつけられませんでした。
いまどうしていらっしゃるのか、
ご存知の方がいらっしゃれば、
教えていただければ嬉しいです。
とまれ、こういうヒトが、いた。
そういうことを、知っていただきたいと思います。
RSファントム (茨城県筑波学園都市)
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