国産感覚でやるポルシェTUNE STEP 1

プロモデット(埼玉)


国産並みのチューン価格で
展開しまっせ!
ポルシェ改計画発動!!

ポルシェSC改SCR

PRODUCE by PROMODET&CB  1996年5月

 

1996年5月から始まったポルシェ改造計画。

きっかけは、コミネさんと話していて、プロモデットでやってるポルシェチューンは、

L型みたいなポート研磨と、国産の強化バルブスプリングを使って……という話を聞いて、

「じゃ、全部その方法論でやってみたら、いままでのポルシェチューンとは、

まったく違ったやり方が見つかるんじゃないの?」ということがキッカケだった。

 

それまで、高値の華だと思われていたポルシェという『高級外車』も

エンジンをモディファイするとなると、ドイツに送っていたことや、

国内ではそれほどレベルが高いチューニングが存在しないこと、

パーツはドイツから輸入されて、それをそのまま組んでいるようなライトチューンが、

ポルシェでは有難がられていること、そういうことを知るうちに、

どんどんと国産ノウハウを注入すれば、それでOKじゃないか? そう思うようになってきた。

 

実際、ここから始まるポルシェSC改SCRは、それまで常識とされていたものを、

180度ひっくり返すような方法で進行していった。当時、この連載を読んでいた

ヒトのなかから、同じような方法論を使ってポルシェに手を出すひとも増えた。

ま、けっこう楽しい企画でしたね(笑)

 

では、まずは、スタートラインのあたりから……。

 

※当時のまま掲載させていただきますので※
※価格、仕様等は変更されてる可能性が大です※



国産並みのチューン価格で
展開しまっせポルシェ改計画発動!!

ずっと前から温めていた企画が、やっと日の目を
見る機会がやってきた。
いよいよ、大きな声で言うことができる。
「やるぞー!」「絶対面白いぞー!!」なのであります。

CBには、ほとんど輸入車が登場しない。
古くはKPであり、110サニーであり、S30であり、
箱スカでありS130やSA22Cだった。
そしてAE86、FC3S、ロードスタlー、S13、
S14、FD3S、GT-R、スープラ……

ほとんどが国産車であり、80%がトヨ夕、
日産、マツダのスポーティなクルマ、
あるいは手を入れることによって
スポーティになるクルマが中心だ。

なぜか輸入車だけは、ちょっと敬遠気味だった。
その理由として考えられるのは、
高いこと。これが一番だ。車両価格はもちろん、
ちょっとイジってみようと思っても、
目ン玉が飛び出すような請求書をもらって、
口からアワを吹くのがオチ。

だったら、もっと自分たちの予算に見合った
車種を、アフターマーケットパーツの
豊富なエンジンを触っていった方がいい。
そう思っているからだ。
確かに、フエラーリはカッコイイと思う。
乗れるものなら乗ってみたい。
おまけに、マフラーを交換したり、V12の
チューニングバージョンを作ってみたい……そう思う。

だけど、その費用が1000万円とかそんなことを
聞くと、やっぱりカンケーないと思ってしまう。
だけど、時代は変わりましたね。ボクらにはそんなに関係なかったけど、
世の中じゃ円高ヒューヒューだとか、バブルとかいう
やつが膨れて、ンでもって弾ける中で、
輸入車が安く買えるようになり、バンバン買った新車が、
どんどん中古車屋の店頭に並び……そうなんですよ。

ポルシエやBMWつてのが、グググツと向こうから
接近してきてくれている時代じゃないですか。
こいつを見逃す手はない!!貧乏性のCBスタッフは、
声を大にして言いたいと思うのです。
でも、輸入車がただ安くなったから、今度はコレに
しましょう!じゃポリシーもへったくれもありゃしません。
カッコ悪いんじゃないの?と言われでもしようがありません。

当然のことですけど、CBつてのは、クルマを
元にして、自分がどれだけ楽しめるか?
充実したクルマ生活を送れるか? あるいは、
趣味としてのエンジンいじり、クルマいじり、
そしてその延長線上にある走り、スピードへの
欲求……そんなものを追い求めている雑誌です。

ポルシェが安くなったから、はいポルシェ、ってのは
いただけません。その上を考えましょう。
ボクたちがスポーティ走行を楽しむためには、
べース車両ってのは、何だっていいんです。
安くて、ポテンシャルがあって、いじれば楽しい。
こんな要素を満たしていれば、
ベース車両としての条件はOKなんです。
で、ポルシェのチューンです。

車両価格とチューン費用がバカ高だという点では、
フェラーリ同様のポルシェですが、
そいつを国産チューンを経験してきたCBの
視点で考え直してみると……疑問点がいっぱい出てきました。

どうしてクラッチ交換で50万円もかかるのか?
ブレーキ強化で30万円もかかるのか?
エンジンOHで100万円もかかるのか?


国産エンジンをチューニングする場合、
工賃やOH工賃、あるいは補強のための
パーツ交換というのには、ある一定の『相場』があります。
で、その相場でポルシェチューンを考えてみると、
いけるんじゃないの?というのが、そもそもの発端なのです。

 

ポルシエの場合なら、クレーマー、BMWなら
アルピナやシュニツツアー、ゴルフならABT……
そんなチューニングバージョンっていったって、
ボクらの国「日本」じゃ、L型フルチューンや4A-G、
ターボチューンと、色んなチューニングがあります。
ハイコンプ、ハイカム、ポート研磨、燃焼室加工、
バランス……チューニング年末というのは、
国産だろうが輸入車のエンジンだろうが一緒です。

だったら、国産エンジンをチューンするつもりで、
パカ高い専用パーツなんぞ使わずに、
流用パーッ、国産パーッ、加工でいったら
……予算も抑えめのスポーティチューンが可能になるはず。

ヨツシャ、いったれ、いったれ!です。
色んなチューナーに水を向けながら、
CBの考えているような方向に賛同して、協力して
くれるチューナーを探しました。

そのひとつの『結果』が、今回紹介するプロモデットの
ポルシェチューンです。
当然のことですが、これからリアルタイムで、
ポルシェチューンを紹介していきます。
エンジンパラシ、加工、組み付け、テストと
色んな方向から、NAチューンを探っていきたいと思っています。

もちろん、チューン費用は公明正大に公表します。
これだけの予算でパッチリできるというラインを
明確にしないと、フェアじゃないでしょう。
エンジンだけじゃなくて、サスペンションやブレーキも、
トータルでチューンしていきます。基本ラインは、
「国産並みの工賃で、国産パーツを使って、
あるいは加工技術を駆使して、ストリートで
バッチリ楽しめるスポーツカーを作り上げる!!」です。

こんなことを真剣に考えているのも、国産車の中で、
次のクルマ選びを計画したときに、
意外に選択肢が少ないということに気が付いたからです。
例えば、今キミがシルビアに
乗っているとしましょうか。ターボチューンや
ブーストアップチューンで、
ある程度満足できるマシンに仕上がった。
れから何年かはそのマシンに乗ることでしょう。

けっこう楽しめて、色んな所へ走りに行って、
ちょっとすつステップアップして……
それはいいんです。だけど、その次の
クルマということになると、
スープラなのか? GT-Rなのか? あるいはZ? ちょっと待てよ。
今のシルビアより排気量が大きくて、パワーも出そうだけど、
傾向は同じ……何だか寂しいなと思う。

もちろル、GT-Rの高性能さというのは、すごいモノがある。
チューンすれば、間違いなく世界最速の市販車であり、
ストリートカーといえるだろう。
だけど、ターボじゃなくてNAでと考えたときにはどうだろう?
クルマの楽しみ方ってめは、色んな方法があるはず。

だけど、みんながみんなGT-Rに乗れるわけないし、
それが楽しいわけでもない。
そんなときに、チューニングマシンの世界を
広げてくれるジャンルはないか?
と考えたら、

ポルシェやBMWチューンは、
メチャ魅力的。

クレマーポルシェを
2000万円出して買う気はしない(ま、
買う金もない!)けど、350万円でポルシェの
チューニングマシンが手に入れば……CBが
選んだのは、3Lの排気量を持ち、
ちょいと人気薄の80年代のポルシェSCです。
近くにある中古車雑誌で探してみると、
ベース車両は200万円前後で
販売されていることが分かるはず。

普通なら、中古のポルシェ、しかも年式の
古いタイプってのは、ちょっと手が出せなかった。
あとでいくらかかるのか分からないからだ。
200万円で格安マシンを買ったのに、
修理で400万円かかったなんて話はゴロゴロしているはずだ。

そして、修理したとしてもそれほど走るわけでもない。
フフフッ。この辺りが付け目です。
みんなが敬遠するということは、逆に考えれば
掘り出しモノになる可能性もありです。
「ポルシェのNAチューンは、けつこう面白いよ。
L型のノウハウをしっかりと入れてやれば、
見違えるように楽しく走るマシンに変身するよ。
それに、チューン費用だって、
国産べースで計算すれば、それほど出ない
でしょ……」プロモデットの小峰さんの、
力強いお言葉である。現在、プロモデツトには、
ポルシェオーナーが目白押し状態だ。

色んなポルシェのチューニングショップで、
大金をはたいても満足できなかったのに、
国産エンジン専門の店に来たら……こんなお
いしい思いを、ポルシェオーナーだけに
味わわせておく手はない。チューンの基本は、
L型で培ったノウハウ。高いパーツを買わずに、
加工&流用をバンバン使いましょ。

さあてお立ち会い、CB流格安ポルシェ
チューン計画……いよいよ発動しますぜ!!


プロモデット
〒3430827 埼玉県越谷市川柳町3-106-1
Tel 048-986-6444


http://www.promodet.co.jp



 


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