市販のエンジンをBASEに
できる限りの排気量を
稼ぎ出したいっ!
![](images/CB1993_01NWE1993チューン1延長.jpg)
エンジンの出力を向上させるためには、
大きく分けてふたつの方法論がある。
許容回転数を上げることと、
基本となる排気量を増大すること。
前者は『ヨーロッパ式』とも呼ばれ、
圧縮比を上げ、開度数の高いカムシャフトを使い、
重量バランスを取り、摺動抵抗を減らす。
対して、後者は『アメリカ式』と言われ、
ピストンサイズやクランクストローク量を増やすことで、
排気量を増大させる……ただ、このときに、
必然的に圧縮比は高くなり(燃焼室がノーマルの場合)、
カムシャフトを交換する等の補助的要素を加えれば、
ただただ排気量を稼いでトルクアップするだけにとどまらない。
……で、日本という国で好まれたのは、
後者の『アメリカ式』の排気量UPチューンだった。
L型ベースのチューンで、L28ブロックを使い、
89φピストンに83oストロークのLD28クランクを
組み合わせたL28改3.1Lという仕様が、
その代表的なものだといえるだろう。
で、そういう考え方で、様々なエンジンをベースにした
排気量UP作戦が展開されたのが、今回紹介する
1993年度の『NEW ENGINE TUNE』でありました。
登場するベースエンジンは、RB30、B6、
L型、RE……それぞれが、新しいアプローチで、
排気量UPの限界値に挑んだものであります。
クロワークランクを使用するマツオカ流、
偏心ストロークのRS YASU
3プラグの20B活用のRE雨宮、
独自クランク製作のカメアリエンジンワークス。
それぞれの考えと方法論で、排気量を稼ぎ出しておりました。
![](images/CB1993_01NWE1993チューン2.jpg)
![](images/CB1993_01NWE1993チューン3.jpeg)
![](images/CB1993_01NWE1993チューン4.jpg)
![](images/CB1993_01NWE1993チューン5.jpg)
![](images/CB1993_01NWE1993チューン10.jpg)
![](images/CB1993_01NWE1993チューン11.jpg)
![](images/CB1993_01NWE1993チューン6.jpg)
![](images/CB1993_01NWE1993チューン7.jpg)
![](images/CB1993_01NWE1993チューン8.jpg)
![](images/CB1993_01NWE1993チューン9.jpg)
|