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巻頭カラーのプライベーター対談!?
1992年5月

自分が本当にいいと思ったものは
絶対の自信を持って「イイ!!」と言うし
ヤナもんは「ヤダッ!」の一刀両断。

しっかし、まぁ、大胆といえば大胆。
向こう見ずといえば、そう言うしかないでしょう。
掲載に際して、ノンブル(ページ数)を確認してみました。
タイトルページ(上のページ)がP10&11でありました。

雑誌というのには、表紙というものがありまして、
その次に見開き広告、広告、目次ってなもんがあって、
その次に位置する企画は、『巻頭特集!』と呼ばれていて、
その号の売れ行き等を左右する、もっとも重要な企画……でありますが(笑)

広告営業部からは、
「プライベート特集は、クライアントからの評判がよろしくないので……」
と言われ続けていましたし、編集局長からは「また、プライベーター?」と問われ。
それでも、こんな無茶苦茶な企画を通していたのは、
やっぱりといいいますか、CARBOYにとってのメインテーマでもあり、
市井の無名人のなかから、超有名人を発掘するという快感でもありました。

プライベーターという人種が、どうやって発掘されてきたかといいますと、
それは、ひとえに「PRIVATE TUNE REPORT」という
『読者投稿欄』でありました。
雑誌というやつには、どんな形であったとしても、
読者参加欄というものが設けられております。

で、そいつは「いちおう、皆さんの声を、編集部サイドでは聞いてますよ〜」
というようなポーズであることがほとんどであります。
しかしながら、CARBOYという編集部では、この読者参加欄を
『命綱』だと思っておりました。
些少の原稿料こそ差し上げておりましたが、
それ以上の情熱と、止むに止まれぬ強迫観念(?)が、
毎月毎月、編集部に届けられ、そのなかには、
先日紹介したYASHIROエンジニアリングの
自作4ローターであったり、白鳥くんの独自の4気筒ワールド、
いまでは有名チューナーとなっている方々の、
素人時代の悪戦苦闘状態が、バッシバシと届けられたわけです。

虚仮の一念……岩をも通す。

今回紹介するのは、その「PRIVATE TUNE REPORT」に投稿した
結果、有名プラベーターとなった(織戸くんと渡辺くんはドリコンで
著名となりましたが、基本的にはゴリゴリのプライベーターであります)
人たちを個別対談していただくという……ものです。

 

それも、強烈な投稿歴を誇る尾登氏と釜田氏は、
素人がくっちゃべる対談をカラー6P。
サニーの白鳥氏と沼田氏は4P。
で、織戸氏と渡辺氏は2P。
タイトルと合計すると、14Pの特集でありました。
それもカラーページ(しつこいな〜)の(笑)

 

 

それぞれのタイトルは……

『旧MR2をスポーツカーとしてまっとうさせてやる!!』

『A型BIG対談』

『舌戦!! ドリフトバトル』

…………いやあ、ヒッジョウに微妙であります。
それに、わからないヒトにとっては、
「ナニがな〜んやらチンプンハップン?」

よくもまあ、こんなゴリ押し企画が、
発売実部数25万部の雑誌の巻頭特集として……。

 

ま、まぁ、そういう時代であったんでしょ。
先日発売された田中みな実ちゃんの
カレンダーが、30万部となって、
びっくら仰天と言われている令和元年でありますが、
それと比較すると、隔世の感が、あります。

対談かぁ、でも、読みゃあ、面白んですよね〜。

 

 



■CARBOY企画特集 ■

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