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ウルトラ純正改という指向
2000年9月

非常に地味ではあるが、
現在の状況にもマッチする
王道の『TUNING!』

 


純正部品というやつは、
モノによっては、非常に考えられて制作されている。
「ノーマルだから……、純正品なんか……」
そう侮っていると、びっくらこくような逆転劇が
生まれるケースも多々見受けられる。

自動車のエンジンパーツのなかで、
自分たちで作り出すことが難しいものの代表選手が、
シリンダーヘッドであり、ブロックであるわけだが、
それ以外にも、色々なパーツが隠された性能を有している。

バルブは作れる、バルブスプリングも作れる。
だけど、リテーナーやロッカーアームは難しい。
作ろうと思えば同じような形状を再現することはできるのだが、
実際に組み付けてみると……性能が極端に異なる。
こういうケースは、ままあるものだ。

本当かどうかは不明だが、日本の自動車メーカーの黎明期。
外国のエンジンをコピーして、日本の規格にあわせて、
ちょっとだけサイズ変更した(ボア・ストローク)のだが、
エンジンが……回らない。どうして? なんで?
びっくら仰天した開発陣。で、サイズをコピー元に戻したら、
あっけなくエンジンは稼働を始めた。

つまり、なんということのない数値と数値の組み合わせが、
エンジンというパーツの集合体を、有機的なものにするという寸法。

ま、くだらない話をくっちゃべりましたが、
昨今の新車事情を考えますと、CARBOY全盛期とは異なって、
メーカーさんが、目一杯のテクノロジーを盛り込んでおります。
ちょっとやそっとのノウハウや技術力じゃ、ノーマルをうわまわる性能を
実現することは難しいと言うのが現実でしょう。

でも、そういうのって、なんか、あんまり、楽しくないんですよね〜。
だから、旧車ブームが起き、懐古趣味がもてはやされるわけでしょう。

極端なことを言ってしまえば、エンジンとミッション、デフ、
そしてブレーキ&サスペンション&タイヤがあれば、
クルマなんて走ってしまうわけです。

個人的には、310サニーあたりのセダンが好きなんですが、
小排気量&軽量なクルマを、アクセルガンガン踏みながら
走るという行為は、なかなかに楽しいものです。
そのあたりがわかっていたのは、イギリス人でしょ。
ライトウエイトスポーツを楽しむ。
そういうクルマ文化は、当時は評価されにくかったのですが、
いまになって、再び説得力を持ってきそうな気がします。

ま、能書きはそれくらいにして、
今回紹介するのは、2000年の記事です。
ま、20年前ですね。
このころは、パワー信仰全開の頃で、
純正改といっても、鼻で笑われてしまうような時代でありました。
でも、こういうのって、いまでも興味深く読むことができるんですよね〜(笑)


というところで、以下は当時のリードを再録しました。

 


ちょっとしたことで、人生が変わってしまう
そういう経験をしたヒトは、予想以上に多い。
たいていの人間は、些細な出来事や小さなキ
ッカケで人生の方向を決めることも多い。
クルマという機械にも同じことがいえる。
タービンをデカイやつに替えた、エンジンを
大排気量タイプに載せ替えた・・・
そんな大型変更をしなくても、ちょっとした
加工をして最小限のパーツを交換してやることで
走りのフィーリングってのは、大きく変貌する。

今回CARBOYがお届けしようと思うのは
純正のエンジン&補機類をベースにして、
ホンのちょっぴりスパイスを利かせたもの。
当然のことながらチューニングに要する費用、
交換するパーツは控え目に設定してある。
そして、こいつが最大のポイントなのだが、
「これまでの常識的なチューン方法」とは
少々違っているということを意識している。
ピークパワーが大きければいいのか?という
疑問を前面に押し出して考えてみたいのだ。
数値上の比較なら、200馬力より300馬力
そして、500馬力のほうがエライんだけど、

クルマってやつは、人問が乗り込んで楽しく
ドライブできるかどうか??ということが一番
大切なのだ。ドライバーのタイプによっては、
なによりもパワーが欲しいという人もいる。
パワーよりもレスポンスという人間もいる。
自分の能力に応じたクルマの性能アップを
シッカリと考えてみたいと思う。

 

 

 

 

 



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