ガレージライフという
風潮に乗っかってみたかったけど
……やっぱ、無理だった〜!
『ガレージライフ』という雑誌が創刊された。
その昔、藤本の前にCARBOYにいた永山さんが、作った。
いろんなタイプのガレージライフを紹介したもので、
その後人気が出て、ドンドンと続刊が発行された。
![](images/CB2003_09GARAGE.jpg)
最初は「いいな〜!」と思っていた。
きれいなガレージ、凝った内装、集めた工具類。
理想のカーライフ……実は、自分の家を作ったとき、
1Fをガレージにして、2柱リフトは無理だが、
90cmくらいの高さに上がる油圧ジャッキを入れて、
んでもって……そう夢想していた。
しかし、なのです。
『ガレージライフ』を次々と見ているうちに、
なんだか格好が悪いような気がしてきた。
レストア派のヒトたちが、自分の世界を作る様子が、
どうにもパターン化されていて、気に入らない。
で、結果として、自分のガレージは、
娘の子供タンスを工具入れにして、
その上に鉄製の工具箱を置いて、
なんとも、それっぽくない体にした。
天邪鬼かもしれない。
素直じゃないのかもしれない。
でも、でも、でも……そう考えているときに、
CARBOYでガレージの特集をすることにした。
![](images/CB2003_09GARAGE2.jpg)
その結果が、この特集であるわけですが、
コンテナガレージ、橋の下ガレージ、
アパートガレージ、シャッター車庫ガレージ
納屋ガレージ……ま、そういうことであります。
それまで、CARBOYが取材したプライベーターたちは、
実にいろんなところをガレージ替わりにしていた。
電柱にパイプをかけて、チェーンブロックを使う完全青空ガレージ。
四畳半の押し入れにこもってリューターを使う下宿ガレージ。
玄関の梁にチェンブロをかけて、折ってしまった玄関ガレージ。
1Fに2柱リフトを入れたもんで、玄関が異様に高い位置になってしまった
新築奥さん大迷惑ガレージ。
実に、多種多様なガレージ、そして個性的極まりないガレージが、
存在しているのだという経験値が、キレイですっきりとした、
典型的な『ガレージライフ』になることを拒否したわけですね〜。
![](images/CB2003_09GARAGE3.jpg)
![](images/CB2003_09GARAGE4.jpg)
![](images/CB2003_09GARAGE5.jpg)
![](images/CB2003_09GARAGE6.jpg)
![](images/CB2003_09GARAGE7.jpg)
![](images/CB2003_09GARAGE8.jpg)
![](images/CB2003_09GARAGE9.jpg)
![](images/CB2003_09GARAGE10.jpg)
![](images/CB2003_09GARAGE11.jpg)
|