カネがないなら頭を使えっ!
そんな無茶振りの流用TUNE
こいつも一世を風靡……した
![](images/針金.jpg)
上の写真を見て「ピンッ!」ときたヒトは、
失礼ではありますが、財布のなかにそれほど余裕がない
青春時代を過ごされた……かたであると思われます。
アールズのステンメッシュホースが買えないもんで、
なんとかそれに近づけたい。いまどき、バンコクの
くるま屋さんでもやらないことを、真剣にやっておりました。
針金を巻く。スパイラルチューブを巻きつける。
ホースバンドを並べてみる。アルミテープを貼ってみる。
いろんな亜流が登場しましたが、本気の本命は、
やっぱり『針金巻き』でありました。
その方法は、ステン、あるいは亜鉛引きの針金を使って、
丁寧に、じっくりと腰を据えて……巻く(笑)
ま、ステンメッシュホースというのは、
ステンレスのメッシュで覆われているだけではなく、
中身がテフロン素材なので、ゴム素材に針金を巻いても、
同等の性能が得られるとは言えません。
でも、ま、そこは、溺れるものはわらしべ長者というように、
ちょっとでもなんとかなりそうなら、やってみたいというのが、
人間のサガというものでございます。
全国の恵まれないプライベーターのうち、どれくらいの人数が、
実際に、針金を巻いたことだろう?
![](images/金魚.jpg)
んでもって、次に登場するのが『金魚鉢VVC』でありました。
実際のところ、金魚用のバルブよりも、一般的な工業用の
バルブを使ったほうが精度や耐久性もよかったわけですが、
あるとき某メーカー製のVVCキット(2万8000円でしたね)を
開封してみると……4000円くらいで買った工業用のバルブが、
正々堂々と鎮座ましましておりましたですね〜、ハイ(笑)
ま、お笑い半分の「流用チューン」でありますが、
基本的に、街中のチューニングというのは、
ほとんどと言っていいほど流用であります。
L型のL28改3.1Lなんてやつも、
当初はホンダのバイクXL500ピストンと、
日産L14型コンロッド&LD28 型クランクシャフトの
組み合わせでありました。
懐かしい時代であります。
古き良き時代でもありました。
アルファードがいいとか、SUVが最高っ!と
言っている方々には、まったくご縁がないと思いますが……。
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