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大阪L型プライベートPOWER!
1998年4月

元祖L型パワーも強烈だったが
プライベートのL型ファクトリーが
関西にはイロイロ存在していた!

TVのケンミンSHOWでは、
ユニークな大阪のおっさんやオバハンが登場し、
ヨシモトの影響もあって、
OSAKAという街は、どうにも独特の
雰囲気と下世話さをあわせ持つ街として認識されている。

ま、藤本もOSAKAの泉州岸和田地区出身ですから、
皆さんの印象が間違っているとは言えませんが(笑)

その昔、CARBOYが創刊してまもなくの頃、
L型といえばOSAKAでした。

このHPでも紹介しているカキモトレーシングを始めとして、
ほんとうにいろいろなL型ファクトリーが林立しておりました。

強烈なMレーシング、240ZGイメージがいまでも残るファクター、
超絶きれいな30Zのエイワレーシング、そしてF1、トライアル……。

この第一世代ともいうべきOSAKAL型POWERとは、
チョイとばかり違ったL型世代がありました。

今回紹介するのは、1998年に発売されたCARBOYに
掲載したOSAKAのL型プライベート集団、であります。

シニカルな米屋、豪放磊落な津守一派、個性的な有元一族、
そして、飄々とした寺西ファクトリー。

それぞれが、独特の個性派集団で、取材も楽しかったです。
『臨海』という場所があって、初めて成立したゼロヨン裏文化が、
OSAKAのL型ファクトリーを育てたと言っても過言ではないでしょう。

東京の走り屋チームとは、まるっきり異なったOSAKAならではの
プライベート集団といってもいいでしょう。
いやあ、集う場所は、米屋の倉庫であったり、
シャッター付きガレージであったりと、いろいろですが……。

おっと、そういえば、第1世代のOSAKA L型パワーのひとたちの
お店(?)も、最初は納屋であったり、シャッター付きガレージだったり
自宅の駐車場であったりしましたですねぇ。
その後、それぞれショップとして店舗を展開するようになりましたが……。

ま、当時30歳台だったヒトたちは、50台になっているわけです。
米屋は家業を継いでいるのでしょうか(笑)

 

米屋一派……柳本龍男 33歳(当時)


PROFILE■12年前からL型チューン一筋だった柳本さんは
CBを始めとする個人売買蘭で知り合ったり、
ゼロヨンコースで知り合ったプライベーターの
基本育成を続けながら、L型の可能性を追求している。
ヘッドやブロック、デフを収集して、
もう一生分のパーツをストックしているというが、
ブロックはまだ1基目をOSボーリングしながら使っている。
だから、その計算でいくと2、3回の人生分だけ
L型ブロックを持っているという勘定になる。
別名マワシモトと呼ばれている!?

 

津守一派……津守正広 39歳(当時)


PROFILE■職業は電気工事屋さんである津守さんは、
古くからのプライベーターで、ゼロヨンを中心にした
知り合いが、ガレージに集まってくるようになった。
自分のエンジンを製作するだけではなく、
メンバーのエンジン、あるいはアドバイス等、
独自のL型チューンワールドを形成している。
以前、CBでも紹介したように、超軽量の
クランクシャフト、ナイフエッジバルブなど、
他では見られないL型チューンを展開している。
クルマの配線も本業だから当然かもしれないが秀逸。

 

 

京都一派……有元光範 37歳(当時)


PROFILE■京都のL型エンジン搭載クラブの
中心メンバーで、エンジンやクルマのレストアから
メインテナンス、そしてドラッグ用のチューニングまで、
いろんな方面でL型と関わっている。
ジャパンが気に入って、不利だとは分かっていながらも、
S30Zに対抗できるだけのマシンを目指して格闘中。
他のメンバーもジャパンやケンメリ等で
ドラッグチャレンジを試みている。
有本さんの工場で、他のメンバーはエンジン乗せ換え等の
大作業を行なう。京都の異色プライベーター。

 

 

寺西一派……寺西基澄 33歳(当時)


PROFILE■チームプライベートというL型の
プライベートチームを結成していた寺西さんだが、
自分のクルマを徹底的にやりたい……そう考えて
ドラッグマシンを作り始めた。
だけど、そのうちに、プライベートでL型をやっていた
知り合いやチームメンバーからエンジン製作を
依頼されるようになり、次第にショップ化していく。
そして、現在はガレージ寺西として、L型を始めとして
RBやSR等のチューニングまで手がけるようになる。
ストリート最速のL型の製作者でもある。

 

 



■CARBOY企画特集 ■

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