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天下御免のグレートPOWER その2

1991年1月号

人生いろいろあったとしても
なんとかなるぜ特集!

 

というわけで、今月の元気印は、 日本全国グレート野郎の特集である。
写真を見ればすべてがわかるという。 ハッキリとした価値観の世界である。
しかし................いつもいつも思うのだが、 世間というのは本当に広い。
なんてことない顔をしてるヤツが, どんでもない野郎だったりするもんで、
ウッカリウカなどしていると、徹底的にブッチギられてしまうのだ。
全国津のグレート野郎を捜すワクワクツアーがこれから始まる。
100万人CB認者のなかに潜んでいる グレート野郎のボテシャルを
心ゆくまで味わってほしい。
明日こそは......オイラが......である。

 

……と、上のタイトルページで書いたわけだが、
この写真には、非常に強い印象がある。

オマーリさんであります。
貸衣装屋さんに行って、5着借りて、
おまけに、婦警さんのもお願いして……なんで?
どうして、オマーリさんじゃなきゃだめなの?
そういう疑問が、常にあります。

CARBOYという改造雑誌を制作している間、
ずっとつきまとっていたのは、オマーリさんとの距離感であります。
『敵だっ!』というのは簡単です。
『無視っ!』するのも簡単です。

でも、オマーリさんのなかにも、走り屋さんがいたり、
峠ライダーがいたり、悪徳警官もおります。
クルマを速く走らせるという『根本原則』のことを考えると、
両者に相容れる要素は、非常に少ないというのが現実でもあります。

でも、オマーリさんも人間でありますし、
仲良くはできないとしても、敵視しないというスタンスを
取ることとしておりました。

だって、そのほうが『大人っぽい』じゃありませんか(笑)
一元的な見方をするんじゃなくて、多角的な考え方をして、
自分の趣味を追求していく……そういうものでありたい。
とまあ、そんなことを考えながらのグレート特集であります。

当時、営業の人間には、

「グレート特集は、スポンサー企業に
評判が良くないんですよね〜」とか、

「もっと、メーカーの新製品とか、
そういうものを扱ってくれると……」とか、

いろんなことを言われましたが、売れている雑誌というのは強気です(笑)
完全無視の編集会議&取材を続けながら、楽しく読者さんとの時間を
過ごしておりました……いい時代、だったと、思います。

 

 

 

 



■CARBOY企画特集 ■

↑できるだけ、いろんな方に見ていただきたいので、
よろしかったら、お願いします。

 
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