L型TURBO錬金術
1986年頃

 

メカチューンからTURBO時代へ
急加速的な展開を見せる80年台中盤の
異色のL型チューニングを特集した!

谷田部自動車研究所で行なわれたCARBOY0→1000mが終了し、
いよいよFISCOでCARBOY0→400mが開催される運びとなった。

当時のエンジンチューニングの動向は、
メカチューンからTURBO時代へと、
急速な舵のとり方が行われ、
それまでとは違った領域に、足を踏み入れようとしていた。

当時、L型メカチューンを所有していた方のなかで、
共通のビックリというか、「そんなバカなっ!」体験があったことを
懐かしく思い出します。シティターボの出現です。

たしか、あれはブルドック世代だったと思いますが、


L型メカチューンが、信号で並んだシティターボと
ヨーイドンをした結果……信じられないことに、
ほとんどがブッちぎられてしまいました。

「エッ? シティでしょ? ターボ付いてるっていっても、
シティでしょ? ノーマルでしょ? そんなバナナ〜」

自分では、L型のフルチューンではないにしても、
L28改の3Lや3.1Lのエンジンを搭載していて、
ソレックス44φも付いてるし、タコ足だって、
デュアルマフラーだって……なのに、ブッちぎり。

現在のL型メカの性能と、30年ほど前のそれとには、
大きな隔たりがあったわけです。

ま、現在のL型メカといっても、トップクラスの話ですし、
一般的なL型改なら、それほど変わりはないように思いますが、
いまなら、なんでしょ。アルトターボですかね(笑)

そんな時代に、TURBOという『武器』が登場して、
それまでのL型メカとはまったく違った方法論で、
チューニングが始まりました。

ただし、当初のTURBOチューンは、
過給が遅い、ブーストが落ちたらロスタイム、
過給圧を上げればブローする……といったような、
いまでは信じられないことが、現実に存在しました。

しかしながら、何年でしょう、TURBOを装着し始めて、
2、3年くらいでしょうか。急激に出力も、加速力も、
ターボラグも、グングンと成長をはじめました。

今回紹介するのは、そういう時代のTURBOチューンです。
ベースエンジンがLYであったり、タービンをトリプル装備したり、
インジェクション化されたりと、アプローチの方法は様々です。

もちろん、当時としても『異色』で『特徴的』だからこそ、
取材を行ない、記事として掲載したわけです。

というところで、ボチボチと、
30年前の過激度を楽しんでくださいませ(笑)。

 



■CARBOY企画特集 ■

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