空前絶後の極私的コレクター!
2007年4月号(Mr.K)

両親と前妻しか入ったことがないという
極私的な空間には、ギッシリとコレクションが
恐るべきことに、この部屋だけでは……

あまり、申し上げることは、ありません(笑)

目は口ほどにものを言い……という格言が、
コレほどピッタリとくるケースも、なかなかありません。

CARBOYでは、『グレート!』特集というものを、
何度も、何度も、しつこいくらいに繰り返し企画しました。

そして、そのたびに、「全国にゃ、とんでもないヤツラが実存する!」

そういう当たり前のことに、ドッカーンッ!と気付かされるわけです。

 

この部屋の主も、そのうちのひとりでありました。

そして、その壮観ともいえる部屋のなかに、脱力気味に立ち尽くしながら、
「世の中というものは、なんて不平等なんだろう〜」と、
無力感ともいえそうな感覚とともに、いたことを思い出しました。

ま、しかしながらではありますが、藤本的には、
「財産を持った両親のもとに育った……」というのは、
『ひとつの才能である!』という、諦観にも似た信条があります。

男前である、背が高い、スタイルがいい、運転がうまい、
女にモテる、友だちが多い……それぞれが『才能!』であります。

持って生まれた『才能!』もあるし、
努力して獲得した『才能!』もある。

そして、その『才能!』のうちに、
「金持ちの家に生まれた」というのも、
確実にあると思うのです。

 

先日、娘が、会社の同僚に誘われて、
「箱根の別荘に遊びに行ってくる」ということがありました。

「お父さん、その別荘には、お父さん用とお母さん用、
それに、彼女用の3つの別荘があるそう……」

「へ〜、凄いね(といいながら、ログハウスみたいなのが
3棟、敷地内に立っているのでしょうと思っていた)」

で、娘が帰ってきて言うことにゃ……。

「お父さん、凄い別荘だったわ。お父さん用に70室くらい、
お母さん用に30室くらい、彼女用に20室くらい、部屋があって、
ダイニングなんか100畳位あった……」

…………なにおか言わんや……であります。
世の中にゃ、いろんな家庭があり、そこにささやかな幸せや、
でっかい喜びがあったり、家庭内憎悪が存在したり、
ま、いろいろあるのが『世間』というものであります。

ですんで、そういう妬みやそねみや、やっかみ等の
ムシャクシャした感情を、すっぱりと捨てきって、
上の写真を見ていただきたいと思うのです。

この撮影を行なったのは2007年ですので、
約10年前ということになります。

10年という歳月が、このSPL ROOMをどのように変えているのか?
知りたくもあり、怖くも……あり(笑)

 



↑できるだけ、いろんな方に見ていただきたいので、
よろしかったら、お願いします。



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