OS技研製DOHCヘッド搭載のL28改
ガレージフェアレディ(大阪)

OS技研製TC24バルブヘッドを
搭載したガレージフェアレディ

                          ©八重洲出版 
 


ガレージフェアレディの林さんは、このとき、
TC24ヘッドを組むのは2度め。
最初のヘッドで、CARBOYの0→1000mにチャレンジしたことで、
そのポテンシャルの高さを知らしめてくれたが、
今回は、300馬力超えを狙って、マーレーの鍛造ピストンを組み、
将来的に、鍛造フルカウンタークランクを見越した計画だった。

東京で開催された、OS技研のTC24&TC16ヘッドの
発表会の模様は、いまでも記憶している。
岡山のメーカーが、独自のツインカムヘッドを作った!
そのとき、岡崎社長と、キレイな奥さんが、晴れ晴れとした
表情で、自作の発表を行なっていた……。

すごいなと思った。
どうして、岡山なんだろう?
そうも思った。

戸田レーシングといい、OS技研といい、エンジン関連の
開発メーカーが、どうして岡山に?
調べていくと、意外な事実に到達した。

その昔、各県ごとに産業を指定するという政策が存在した。
そのなかで、岡山県は「農業機械の原動機」が産業としてあり、
草刈り機や耕運機等のエンジンを生産する伝統があったというのだ。

なんとなく、納得した。
数年前でも、F1の開発チームが、部品を発注したのも岡山だったし、
人間一人が空を飛ぶ飛行エンジンを製作したのも岡山だった。

そんな伝統と地場産業の流れのなかで、TC24というツインカムヘッドが
誕生したのかもしれない……などと、自分なりの解釈をしていた。

このヘッドを製作した当時のことなどは、岡崎社長から、直々に
いろんなエピソードを聞いたことがある。ま、それは、またいつか
公表させて頂くとして、今回は、1983年のエンジン紹介です。

 


CARBOY1983年5月に掲載されたものです。
※以下、当時のまま掲載させていただきますので※
※価格、仕様等は変更されている可能性が大です※


■DATA■
OS技研製TC24ヘッドAssy
300度カムシャフト×2
89.12φマーレー製鍛造ピストン
L28ブロック FJ20コンロッド
79oL28改タフトライドクランク
ドライサンプ仕様
OS技研製2ピースEXマニホールド
50φソレックス、

上の写真は、林さんのガレージの前で撮影した記念写真だが、
アメリカモータースの高山さんも写っている。
初代TC24Zは、谷田部の0→1000mにチャレンジ。

 




↑できるだけ、いろんな方に見ていただきたいので、
よろしかったら、お願いします。


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