脅威のL型3.7L誕生LIVE!
1984年頃

CARBOY1984年7月に掲載された、

レーシングサービス97の国内初 L型3.7L誕生LIVE!

 

当時、28歳だった渡辺さんが、スバルピストンを使った
3.3Lを作り上げ、その後1年かけてたどり着いたのが、
93oストロークを持つL28改3.7Lだった。

腰下のサイズは、92φ×93o。
6気筒で3709ccとなる。

その前に、JUNオートメカニックが作った
3.5Lを上回る排気量を実現しようと、
93o鍛造クランクシャフトを自作し、
ストロークが上がったことによる問題を解決
……というが、これが大変な作業となる。

93oというと、LD28クランクが83oなので、
そこから10oのサイズアップ。上下幅で考えると
LD28よりも5o分ずつウエイトが出っ張る勘定になる。

そのため、ブロック側に逃げを作ろうとしても、
オイルチューブがバックリと口を開け、
そもそも、92φというピストンを入れようとするのも大変。
当然のことながら、スリーブを打つことになるのだが、
この強度も問題となってくる。

ま、当日取材したときは、午前11時にエンジン組付けを開始し、
火が入ったのは午後9時半。イロイロな問題が発生した結果だが、

このチャレンジ精神は、スゴイと思った。

ウエーバー55φに75φマフラーを装着した仕様は、
慣らし中の4000回転でも、ものすごいトルク感。
ま、組まれていたB&Bトリプルプレートのクラッチでの、
回転制御(慣らし運転中なので)は、
半端なく扱いにくかったですが(笑)

あ、これは、昔、ファクターの松下さんのところでも経験した。
慣らし中のB&Bトリプルプレートは、悲惨。

カーボンクラッチ等があるいまとは隔世の感があります、ね。

 

※以下、当時のまま掲載させていただきますので※
※価格、仕様等は変更されている可能性が大です※

 

 

 

 

とにかく、長丁場の取材だったが、終了後、
中洲に行ったことは、ゆうまでもない(笑)
当時、藤本は、26歳。CARBOYに入って3年目くらいか。

 




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