平成4年ではありますが、
自作でステッカー製作というのは、
……なんとも昭和!?

自慢ではありませんが、手先が器用ではありません。
どんなケースでもそうなんですが、最初は……「丁寧にっ!」
「キレイにっ!」……そう思って作業を進めるんです。
例えば、コブラの配線を燃やしたとき、
自分でメインハーネスを作ったことがあります。
焼けただれた元のハーネスを置いて、
その隣に位置から配線していくわけですが、
最初は線のスケアだとか、長さを最短にだとか、
束ね方、分配の仕方等、いろいろと考えるわけです。
で、作業が進行していくにつれて……いろいろと
問題が発生してくるわけです。
本当ならそこで、手先が器用で、粘り強いひとなら
いろんな対処方法を採るわけですが、
どんどんと「つながってればOK」方式が
幅を利かせ始めるわけです。
そして、最後の最後には、
「ええねん、ええねん。これくらいで、ええねん」
と、無理くり自分を納得させてしまいます。
「どうせ、見えへんねんから」とまで暴言を吐きます。
ま、その後、2年間ほど、この配線処理の適当さが災いして、
バッテリーあがりに悩まされ続け、キルスイッチを導入して、
またまた対処療法的なやり方で乗り切る次第になってしまいました。
ま、このように、手先の器用さと丁寧さが決定的に欠落している
わけですが、その対極にあるのが、プライベーター対談でも紹介した
尾登さんという方でありました。
CARBOY誌上で、様々な細かい仕事となると、
このひとの登場でありましたねぇ。
おっと、このコスプレ編でも紹介させていただいておりますが、
多種多彩なシーンで登場していただいておりますね。
ま、そんな話はこれくらいにして、
CARBOYステッカーでございます。

上のページにありますように、CARBOYステッカーと呼ばれるものは、
数種類あります(本当はもっとあるんですが……)
そのなかでも、一番人気だったのは、雑誌のロゴだけを使った
最もシンプルなやつでした。

こういうやつですね。
基本的に販売はせず、取材協力してくれたヒトや、
読者投稿採用者にのみ贈呈しておりました。
ということは、絶対的に『流通量』が少ないわけです。
そのうちに、カー用品店で「CARBOYステッカーが売られている?」
という話を聞くようになりました。
といっても、CARBOY編集部が販売しているわけではなくて、
どこかの業者さんが
「なんだか、CARBOYステッカーというやつが、えらい人気なんだわ〜」
「んじゃ、作っちまうっぺ〜」
「んだ、んだ」
という経緯を経て、勝手に高値をつけて売り出したようでした(笑)

でも、そういうのって、どう考えてもおかしいので、
CARBOY誌上では『自作しましょっ!』と提唱させていただきました。
だって、簡単なんですもん。
詳しい作り方は、誌面に掲載されていますが、
いまなら、プロッターやなんかの機材を使って、
あるいは家庭用のプリンターでも、
ピッポッパッ(これも……古いなぁ)と制作できる時代です。
机の上でチマチマと、カッターナイフを駆使して、
そういうひとが、タップシいらっしゃいました。

昭和……ですよねぇ。
よき、時代でありました、よねぇ(笑)
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