読者投稿という存在の破壊力!
1989年01月

読者投稿という諸刃の刃を
思いっきり活用するために……



1988年は、彼に頼まれていた
CARBOYへの手紙&ハガキを
一枚も出さなかった。
彼には「なかなか当たらないね」と
嘘をつきとおしました。
1989年こそ、本当に手紙を出して、
CBステッカーもらってあげよう!

大阪府豊中市 濱田由美 21歳 家事手伝い

 

1988年時に21歳でしたから、由美ちゃん、
いまは40歳でしょうか。家事手伝いから、
専業主婦になったり、あるいは、旦那さんがリストラされて、
アルサロや昼サロに働きに出るというケースも考えられます。

で、1年間手紙&ハガキを出さなかった人間が、
心を入れ替えて、出すようになるはずがない……これは人間の性であります。

たまたま、気まぐれで、自分が書いた一枚のハガキを、
送ったら、大採用されて、CBステッカーもゲットし、
彼にもなんとか言い訳ができて。

でも、由美ちゃんは、1989年度も、一枚も送らなかったと思います(笑)

 

ピピッとくることがある。

この、一枚のハガキを見たときも、ピピッときました。

で、6ページの容量を割いて、『私のホーフ(抱負)』という
特集を作りました。

クルマ雑誌なんです。それも、オイルや冷却水にまみれた、
チューニング自作雑誌なんです。

そこに、どうして『私のホーフ(抱負)』なんぞという
たわけた企画を掲載する必要があるんでしょう?

 

もっと、ためになるノウハウ記事や、
いろんな情報を掲載したほうがいいに決まってます。

……だから、ほとんどの雑誌では、
こういうくだらない記事は、ほとんど掲載されることがありません。

でも、そんなんで、楽しいんでしょうか?
作っていて、楽しいんでしょうか?

なんだか、ピピッとくることがあって、
その『第六感』的なものを優先して、
作っている人間が、楽しみながら本を編集していく。
そういう雑誌を作りたかったんですね〜。

雑誌を作っている知り合いのなかでも、
楽しみながら作っていた時期のものは、
非常に力があるし、勢いもあった。

いっときのブルータス、クロワッサン、Bigin、
ま、クルマ雑誌業界ではほとんどなかったですが……。

藤本自身は、CARBOY以外に、別ジャンルの雑誌にも関わっていましたが、
やっぱり本業はCARBOYでした。でも、そこで、こういう記事作りが
否定されていたら、こんなに長くCARBOYをやることはなかったと思います。
勝手気ままといえば言葉は悪いですが、自由奔放にやらせてもらったから、
ひとつの雑誌を30年も作り続けることができたんだと思います。

ですんで、どうしても、
濱田由美 21歳 家事手伝いの投稿を、
再度紹介したかったわけです。

名字は変わっているんでしょうか?
彼とはその後も、お付き合いは続いたんでしょうか?

それとも、この投稿が掲載されたことによって、
ふたりの間に、大きなヒビが生じて、別れることになって、
その後、ひょんなキッカケで出会ったフェラーリに乗っている
イケメン彼氏との出会いがあって、玉の輿というか、
ダイヤモンドの輿に乗っかってしまったとか……。

ま、人生、イロイロであります(笑)

 

 




■ 今だから話せる秘話(笑) ■

↑できるだけ、いろんな方に見ていただきたいので、
よろしかったら、お願いします。


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