セントラルサーキット初見参で大クラッシュ??

1997年頃

1997年に、セントラルサーキットがオープン。
仙台ハイランドに次ぐ、400mのコースとして、
鳴り物入りで登場したのだが……

偶然、カメラマンがキャッチした、グラベルに突っ込んでいく模様
初セントラルは、波乱の幕開けとなりました。

 

 様々なイベントを開催したCARBOYだったが、このときのドライバーズミーティングほど、後悔したことはなかった。谷田部のゼロヨン大会に始まって、筑波の峠選手権、鋸山のヒルクライム、各地のドリコンGP……数え切れないほど、ドライバーズミーティングをやってきた。ま、あまり、滑舌はよくないし、二日酔いのケースも多いし、なにを言わなくちゃいけないのかを忘れていることも多いんですが(笑)。
 関西で初のドラッグコースということもあって、初めてのセントラルDRAGは、エントラントの数も多かった。しかしながら、周回コースを兼ねたDRAGコースということもあって、ゴール後のブレーキングゾーンが短い。これは、現在も一緒なのだが、当時はなにしろ、誰も走ったことがないので、自分としてもコースの説明を受け、念には念を入れてミーティングをしなければ、そう思っていました。
 で、当日の朝言ったことは、「皆さんも走ったことがないので、不安だと思いますが、ブレーキングゾーンが狭いので、はっと気づくと1コーナーに侵入してしまいます。曲がることを考えていないドラッグマシンですから、そういうときは無理に曲げようとしないで、グラベルに逃げるということも考えてください。ゴール地点を通過したときからブレーキング動作に入れば、300m程度ありますから……。くれぐれも、無理に曲げようとしないように注意してください!」ということだった。

 そして、予選が始まって数台目。コントロールタワーから見ていたのだが、はっと気がつくと、一台のマシンが、ゴールラインを過ぎても加速したまま……。

「えっ? なんで? どうしてそこでアクセル踏んだまま?」

 目が点になるというのは、ああいうことを言うんだと思います。

 ゴール地点を過ぎ、100m、200m、そのままでした。

 そして、当然のごとく、1コーナーで無理に曲げようとせずに、グラベルに突入。

 というか、そのままグラベルから丘の上まで駆け上がってゆきます。

 上の写真は、たまたま、カメラマンが撮っていたものでした。

 フロントガラスがぐしゃぐしゃになっての大クラッシュ!!!
当時、CARBOYのイベントには、お医者さんを同行しておりました。この先生が、いつもはまったく事故なく、暇で暇でしょうがないというやつでしたが、初めての大クラッシュ(というか、ヒルクライム状態)に、慌てて治療開始。幸い、ドライバーには大きな怪我はなかったものの、フルフェイスのシールドがなかったもので、顔面にガラスの破片が、いっぱい刺さっていたとのこと。
 いやあ、大クラッシュというのは、ドリコンではいっぱいありましたが、ゼロヨンではありませんでしたね。しかも、こけら落としともいうべきセントラルの初ゼロヨン。いま、思い出しても、ゾクゾクしてきます。

 CARBOYゼロヨンでの事故というのはほとんど起きていなくて、このときと、仙台でのクラッシュが一回だけ。あ、ギャルズゼロヨンというイベントを谷田部でやったときに、Mレーシングの社長が、後ろを見ずにバックして、吉田レーシングのS30Zに思いっきりぶつけたことがありましたね〜。思わず「ど、ど、どうするんだろ?」と聞き耳を立てていたら……「お、スマン!」……それだけでした。
 そのときの吉田レーシングさんの、なんとも言えない顔つきが、いまでも思い出すことができます。いやあ、可哀想でした。

「お、スマン!」

 こういう一言で済むなら、警察はいりません(笑)


今だから話せる秘話(笑) ■

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