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ドリコンGP……筑波へ乗り込む!!

1990年10月(筑波サーキット)

初めて開催された筑波サーキットドリコンGP
第1ヘアピンから第2ヘアピンを使って、
多種多様のドリフト技が炸裂するっ!!

 

目は口ほどにものを言い……という諺がありますが、
いい写真というのは、長い文章よりも、ずっと直接的に
その場の雰囲気を物語ってくれるもので、あります。

上の写真を見ていただきたい。

カップルが、スタンドの上段に腰掛けて、
ドリフトBATTLEを観戦しております。

ストレートロングヘアに白いパーカーを着た彼女。
イエローキャップを引っ掛けた彼。
なんとも、楽しげなレース観戦風景であります。
しかしながら、その二人の光景と、ダンロップブリッジ、
そしてダンロップ看板が、超望遠レンズを使用することによって、
グググイッと圧縮された一枚であります。
黄色いパラソルも、差し色として効いております。

また、今度は上の写真を見ていただければおわかりのように、

今度は筑波サーキットの第2ヘアピンの内側から、
超広角レンズを装着して、3台のマシンが走行しているところが、
ギャラリースタンドを背景にしながら、
思いっきりのひずみを見せながら撮影されております。

しかしながら、この写真が写し出そうとしているのは、
走行中の3台のマシンでも、満員のギャラリーでもありません。
この日の、快晴といいますか、晴れ渡った『青空』であります。
空なんか写して、ナンになるんだ?
もっと、クルマをアップにして見せればいいじゃないか?

そんな声をあげるヒトもいます。

でも、そこに書かれているアイキャッチは
「ヘアピン--------魂---」であります。

タイトルに使用したカップルの写真、
そして、空が主役の魚眼写真。
んでもって、「ヘアピン--------魂---」。

この2枚の写真が、炎天下の筑波サーキットで
繰り広げられた、奇妙奇天烈なイベントの雰囲気を
CARBOYを購入してくれた人たちに伝えてくれるものと
藤本的には思えてなりません。ま、自画自賛の部分もありますが(笑)


そして、いよいよ真打登場のページ展開となるわけですが、
この大会を制したのは、織戸学選手でありました。

筑波のヘアピンを魂のドリフトで駆け抜ける様子が、
この一枚で、しっかりとお伝えできると思います。
おっと、あらためて織戸選手の180SXを見ていますと、
当時は当たり前というか、気にしたこともなかったのですが、
乗っているクルマは、自己所有のもので、
キレイにワックスがけもされておりますが、
いまのドリフトマシンのように、メーカーさんやSHOPさんの
ステッカーが、これでもかっ!と貼られてはおりません。

ま、当然ですよね。
スポンサーもないし、協力ショップもない。
自分のクルマで、日本一のドリフトを目指す!!
それが、当時のエントラントの共通の目標でありました。

 

織戸選手に続いては二2号ちゃんをコ・ドライバー&アッピール
ウーマンとした笑い命クラスの小形AE86、
エンドレスブルーに塗装された職人芸クラスの二村AE86、
そして、3台のAE86を駆るShineの村尾、滝島、三本グループ交際。
おっと、ここに登場するクラス優勝マシンは、全車AE86です(笑)

レースというのは、勝ってなんぼのもんです。
頑張ったけど負けちまえば、その健闘も悔しさも
時の流れのなかで消え去っていくものです。

しかしながら、ある程度の年数を重ねてみると……
負けた悔しさよりも、そのときの感動や、思い出が、
ズズズズ〜〜ンッと、胸のなかに蘇ってくるもんです。


そういう意味では、
ドリコンGPというイベントは、
参加することに意義があった。
そう思わざるを得ません。

1990年の開催でしたから、
当時22歳の参加者であれば、
いまなら50歳になろうとしております。
立派なオトナです。
参加年齢が30歳を超えていたひとなら、
もうそろそろ定年退職のことや、
年金のことも気になる年頃かもしれません。

これから、孫が生まれてくるというケースも
ナイとは言えません。
孫が大きくなったときに、


「おじいちゃんは、昔レースに出てたんや〜」
「嘘こけ、このジジイッ!!」
「ウソやあらへん、おまえ、スマホ持っとるやろ。
ここ見てみ、レースで勝てはせんかったけど、
これ、おじいちゃんやで(笑)」
「………………ホンマ、や」

ま、そんな絵に描いたような光景が見られるかもしれません。
そのために、このHPを作っているようなもんです(笑)
青春のイチページですけん、ねぇ。

 

 

 
















 

 


 



↑できるだけ、いろんな方に見ていただきたいので、
よろしかったら、お願いします。


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