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勢い込んでの後半戦は、まさかの……ウエット路面??

1987年9月号(FISCO)

無念の中止声明発表!
泣く子と大自然にゃ勝てねえっ??


この号が発売された1987年当時といえば、
そろそろ20万部以上を売り上げていた頃であります。
全国20万人の読者がいらっしゃる雑誌の、
第一特集の冒頭がコレ……であります(笑)

笑っちゃいます。

いまとなっては懐かしい人達ばかりが、
FISCOのコース上で『ゴメンネ!』であります。
なにが、ゴメンなんでしょ?
自分たちだって、この日のために、寝る間も惜しんで
マシン製作に励んできたというのに。
よしっ、今日はやるぞっ!と意気込んできたのに。

CARBOYとしても、本当に困りました。
当時、CARBOY0→400mは『300万円企画』と言われておりました。
FISCOの専有代金、パドック使用料、スタッフの交通費&日当、宿泊代。
いろんなものを合わせると約300万円の資金を必要としたのです。

が、雨。

ま、エントラントのなかには、雨に備えて、
レインタイヤを用意したり、雨対策を準備してきたひとも
いたにはいたのでありますが……Drag Raceであります。

高出力エンジンが、ドッカーンとパワーを発揮して、
ハイグリップのタイヤが、強烈なグリップ力を発生させて、
そういう競技でございます。

 

なんとか、開始時間までに、路面がドライコンディションに
なってくれないものか……人間というのは、本当に、
自分勝手な願いというものを持つものであります。

しかしながら、大自然というやつ様は、
人間の身勝手な思いや願いなんか、
「オラ、カンケーないもんね〜」と、
平気の平左でいるものでもございます。

当日のFISCOは、人間どもの願いも虚しく、
ウエットコンディションのまま……。
しっかし、しかしでございますよ。

カメラマンは、参加車両の撮影をしておりますが、
CARBOYスタッフは遊んでるわけには行きません。
計器もセットしました。いつでも測定OKです。


試しに走ってみたいというドライバーもいましたが、
あまりのウエットぶりに脱帽状態。


ま、時間だけはたっぷりあったもんですから、
参加車両の紹介を、いろいろと……。

ま、いまだから言いますけど、
この日参加したマシンは、やっぱりチキチキです。

その殆どがL型エンジンを搭載したマシンで、
ボディは基本のS30Zでありますが、
切った貼ったは当たり前。

違うボディを持ち込んでみたり、
奇想天外の改造を施したり……千差万別というには、
あまりにも自分勝手な改造マシンが、
雨に阻まれてパドック待機の一日でありました。

ま、当時のマシンの様子を、
見てやっておくんなさい。

 

……というわけで、雨のCARBOY0→400mでありましたが、
大の大人が雁首揃えて、雨だから諦めました
というのもシャクであります。

んじゃ、しかたあんめえ〜!というわけで、
暇を持て余した人間をスタート地点に呼んで、
人間ゼロヨンならぬ「ヒューマン0→200m」を
開催してみました。

……いくらなんでも、日頃鍛えていない人間が、
いきなり400m走ったらだめでしょ。
そういう思いから、ゴールを200mにしたわけですが、
ゴールに到着した人間のなかから、
嘔吐を始めるひとが続出。
あまりに、必死に走ったために、
体がついていくどころか、
内臓がびっくらこいてしまったわけです(笑)

ま、お遊びなんですから、
0→60フィートくらいにしておけばよかったんでしょうが、
当時の計測タイムは、200m、400mだけでしたから。

 

 


 



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よろしかったら、お願いします。


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