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騒音規制が導入されたCARBOY0→400m!?

1986年8月(FISCO)

降ってわいたような騒音規制
でも、これはちょっとおかしいんじゃ?
そんな状況下で行なわれたCB0→400m



下に囲み記事を掲載しましたが、
ある日FISCOから通達が届きました。

「騒音規制を行ないたいと思いますので、ナンバーなしの車両のうち、
指定のサイレンサーを装着している車両以外は走行できません!」

ビックリはしましたが、騒音規制を行ないたいということに関しては、
異論はありませんでしたが、その『指定のサイレンサー』というのが、
当時の団体であるRRCが販売するもの……でありました。

製作を行なっていたのはトラストさんでしたが、
販売はRRCが独占。こりゃ、ちょいと勘ぐりたくなるのも、
当然のことであります。そして、CARBOY編集部内で話したのは、

「騒音レベルを調べて、その規制に合致するものを自主的に製作して、
当日、FISCOでチェックしてもいいから、根本的な騒音対策を行ないましょう」

つまり、CARBOYがイベントを開催するに際して、RRCのサイレンサー購入を
義務付けるのではなく、自主的に騒音規制を行ないましょう……ということ。

ま、言ってみりゃ、RRCさんが商売の道をつけたのに対して、
それ以外の通路を通って、FISCOを走りましょうっ!ということです。

全エントラントに、その旨告知して、FISCOにもそう報告して、
開催したCARBOY0→400mでありましたが、
当日は、といえば、ガックシの腰が抜けたような状態と言いますか、
FISCO側からの要請も、チェックもなし。

つまりは、RRCさんが、勝手にFISCO側に告知して、それを他のイベントにも
適応してくれ……と言ったのか、真相を確かめるべくもありませんでしたが、
この問題は、このときだけで、その後は一切触れられることはありませんでした。

なん、だったんでしょ(笑)

 

ま、そんなことがあった1986年度のCARBOY0→400m第3戦でありますが、
ここで優勝をしたのは、大阪のオートセレクトPOWERでありました。

開催場所をFISCOに移しての開幕戦でも、オートセレクトのツインターボPOWERが炸裂。
そして、それがフロックではないことを証明するような勝利でありました。

そして、ターボという過給器を使ったチューニングが、若い世代、第二世代によって、
どんどんと進化していくということを、予感させてくれる一戦でも、ありました。


前年度は、関東のお店のTDタービンパワーが、一気にタイムを更新し、
10秒台に突入したわけだが、関西TURBO POWERが巻き返しを図り、
そして、それがこれからのCARBOY0→400mの方向性をも決定するように
なっていくきっかけとなったのが、このイベントでありました。
安定のTDタービンT&ロープロフィールカムの関東勢に対して、
KKKタービンにハイカム&高過給の関西勢。
アプローチの異なったマシンが激突する様は、非常に興味深いものがあった。

記事を再度読み返してみますと……。

ターボ化を果たしたファクターZや、故人となった高山さんのアメリカモータースZ
があり……やっぱり、歴史を感じますなぁ〜。


 



↑できるだけ、いろんな方に見ていただきたいので、
よろしかったら、お願いします。


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