最初期のL型大阪パワーというのは、
ビックリするほどの勢いがあった。
その後、VGが登場し、ターボPOWERが
ドンドンと進化した時代の特集です！
非常に、直接的なタイトルであります。
ガンバレ! L型、ガンバレ!大阪。
タイトルだけを見ると、あまり、当時の状況が
わかっていただけないと思います。
CARBOYが、いえ藤本が大阪のL型チューンの
取材を始めたのは、1981年あたりからだった。
そして、この号が発売されたのが1984年。
たった3年後のことであります。
もちろん、大阪L型が盛んだったのは、
CARBOYが聞きつける前のことだから、
1970年台後半ということになるだろう。
当時、関東にもL型チューンはあったし、
各地にも、スポーツコーナー的なL型チューンは
存在した。しかしながら、大阪のL型は、異様なくらいに
多くのショップ同士がしのぎを削り、
毎週末のゼロヨンで、パワーを競い合っていた。
だが、CARBOYが取材をし始めてから、
メーカーサイドでは、新しいエンジンに移行。
VGが登場し、トヨタ側も5M-Gや1G-Gターボが、
ドンドンとパワーアップし、L型メカチューンの
破壊力は、相対的に低下してきた時期だった。
下のページでは、藤本が、いろんなお店のチューナーと
話している写真がいっぱい掲載されている。
どちらかと言うとみっともない系の外観（笑）でもあるし、
自分がCARBOYに登場しないように……と考えていた藤本にしては、
非常に珍しいと言ってもいいと思う。
当時、同行していたカメラマンは、大阪の鉄谷写真事務所の社長さんで
あった鉄谷さんでありました。お店に行って、藤本が話している間、
ヒマでヒマでしょうがないので、けっこう隣でコックリしていた
愛すべき存在のカメラマンさんでありました。
ま、あまりにもヒマなので、話途中の写真を撮ってくれたんでしょう（笑）
で、ふと気がついてみると、最近このHPを始めて、
斎藤さんがビデオを撮影してくれているCARBOY2017には、
出ないはずの藤本が、臆面もなく出演しておりますが、
これは、やっぱり、取材先の方と話しているときに、
けっこう面白いものがあると思っていたので、
「え〜い、もういいわ」と開き直った結果であります（笑）
ファクターの松下さん、柿本レーシングの柿本さん、
Mレーシングの光田さん……大阪のL型チューナーさんたちと、
なんだかんだと話しながら、こういう記事を作りました。
そして、こういう記事を積み重ねていきながら、
CARBOYのムックである『L型チューニングバイブル』という
本を1985年に作りましたです。
その前に『Lチューニングバイブル』という
ムックを作ったのが、藤本が最初に編集人としての初体験でした。
26歳くらいだったですかね。
いま、見てみると、足りないところ等いろいろありますが、
当時のL型のノウハウを詰め込んだ一冊でした。
ま、それから32年後のL型は、いろいろと進化していて、
楽しいので、そういう部分を今後取材してみたいな〜
……そんなふうにも考えておりますが、どうなることやら（笑）
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