Dynojetシャシーダイナモで状況再現!

CADCARS(大阪)

Dynojet社製のシャシーダイナモを
使ってシミュレーションを行う
軽四輪SHOPの凄さ!!

660ccモディファイドに情熱を燃やす!

大阪和泉市にあるCADCARSの石川さんは、
根っからのCARBOY世代であり、整備士としてのスタートし、
軽四輪専門のSHOPを開業した。

そんな石川さんと、数年前にPRI(パフォーマンスレーシング
インダストリー)に一緒に行ったことがある。

アメリカの最新レーシングテクノロジーの祭典であるPRIの会場は、
2日間歩き回って、ようやく一巡するほどの大きな規模なのだが、
場外には、館内に入りきれない大きな設備を要するブースがある。

様々なシャシーダイナモがそれで、各社自慢のデモンストレーションが
行われているのだが、そんななか、石川さんがひとつのブースに、
釘付けになっていた。

「??? どうしたんだろう? パツキン水着の
キャンギャルお姉さんがいるわけでもないし……」

ま、それはそれとして、2日間歩き回って、PRIをあとにした。

そして、数年たってからCADCARSを訪れたときのこと。

たまたま、藤本の乗っている7万円のMOVE L150Sの
低速トルクがないという話をしていて、それはTVISが
故障してる……バカな、こんな7万円に、天下のTVISが付いてる
はずがないじゃないの〜。

いや、本当についてました。新車から乗っているヒトは気が付かなくて、中古を買ったヒトは、壊れていても気がつかなくて……。

まさに、そのケースでした。で、部品を注文して、自分で付けるから
と、CADCARSに取りに行ったときのことです。

ついつい、色んな話をして、途中でオシッコがしたくなって、
トイレを借りに出たら。藤本の7万円MOVE L150Sが、
シャシーダイナモに乗っけられてるじゃないですか。

「なに、してるの? こんなクルマで」

「いや、もうTVIS交換しときましたよ。で、使用前&使用後の
パワーチェックやってるんですよ」と。

「バカなこと言っちゃいけませんぜ。こんなことでシャシーダイナモ
かけるなんて……ンッ? このシャシーダイナモって、Dynojetやないの?」

というところに、石川さん登場。

「藤本さん、どうしたんですか?」
「い、いや、7万円が、シャシーダイナモに……」
「あ、いつもそうですよ」
「でも、これ、Dynojetやないの?」
「あ、そうです、藤本さんと一緒にPRIに行ったときに、
これだ〜!って、思ったんですよ。自分の思ってたことが全部できるんです。
だから、金額が金額なんで、ちょっと悩んだんですけど、買っちゃいました(笑)」

なぬ〜? 買った〜?

「カミさんには、こんなもの買って……もう、
ここで寝てねっ!と言われましたけど(笑)」

シャシーダイナモに関して詳しいヒトなら(いや、そんなひとは、
なかなかいないか)わかるかもしれないが、BOSH製のものやDynopac製とは、
ちょっとばかり違う性能を持っているのが、Dynojet製。
ま、それぞれにアッピールするポイントは異なるのだが、
Dynojet社のものは、走行のシュミレーションができるというのがウリ。

「お客さんが、『3速4000回転くらいで坂を登ってると、異音がする』とか、
そういうことを言われるんですが、どれくらいの坂なのか? どういう状況なのか?
それによって、再現できないことが多いんです。でも、このDynojetでは、
路面抵抗や負荷を自在にかけることができるんで、きちんと再現できるんです」

で、シャシーダイナモ上で再現して「この異音ですね」というと、
お客さんは「それ、それそれ! これなんです」と興奮。

原因を探って、修理をしたり、部品を交換したりと、対処法はいろいろ。
そして、作業完了後に、もう一度同じ状況で走らせてみて……
「あ、もう異音はないですね」とお客さんに納得してもらうことができる。

石川さんは、マジメ、である。

昔風に言うなら、石部金吉、である。

若い女性からは、ウザイと呼ばれるほど、真面目な性格である。
だから、お客さんにも、きちんと説明ができないと嫌なのだ。
そのために高額なシャシーダイナモを導入した……だけではない(笑)

CADCARSでは、軽自動車の整備&修理、車検業務等は行っているものの、
それだけではない。様々なチューニング作業や、オリジナル仕様の開発、
レースへの参加と、いろんな活動をしている。

2年ほど前のことになるが、HKSのHKS Fcon VーPro売上日本一になった。
それも、全部が軽四輪に装着しての話。

異常である。とんでもない。おかしい。

だが、軽四輪をベースにして、排気量を上げる、圧縮比を変更する、
ブーストを上げる、タービンを交換する、大容量インタークーラーを
導入する、インジェクターの吐出量を増大する……様々なアプローチを
行って、軽自動車のポテンシャルを驚異的に向上させるのがCADCARS。

そのために、自在に負荷をコントロールでき、FFだろうがFRだろうが、
いろんなタイプのマシンをセットアップできる環境が欲しかったのだ。

絶対トルクの小さな660ccマシンをベースにしているからこそ、
高性能なシャシーダイナモが必要なのだ。

7万円MOVE L150Sでは、修理の確認くらいにしか使えないが、
それでもTVIS交換前後のパワーチェックシートには、
明らかな違いが計測されていたし、店を出て数100m走ったら、
その効果が体感できた。普通のお客さんなら、感激モノだろう。

CADCARSが試みているチューニングチャレンジに関しては、
おいおい紹介していきたいと思っているが、まずは、この基本装備が
あるということを知っていただきたいと思う。

日本で、こんな設備投資しているお店は、ちょっとないですよ。
それが、軽四輪専門店だということに……再度驚いていただきたい!!

 

下に、Dynojetを使ってセッティングを行っている動画を貼っておきます。
この動画から、いろんなことが、わかっていただけるかも?

Flash Playerが入っていないブラウザー&Android端末の場合は動画を見ることができませんので、
上のYoutubeボタンを クリックして見ていただけますよう、お願い致します

 


CADCARS
〒594-1116大阪府和泉市納花町406-4
Tel 0725-58-1323



http://www.cadcars.info/index.html

 



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完全再現シャシーダイナモ活用

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