流用チューンの登場ですっ
5万円KP61を売ってくれた
栃木のレーシングサービスYASU!!
先日紹介した『ドリドリスターレットKP61 』
を見ていて思い出したワケですが、
栃木のレーシングサービスYASUさんが、
5万円でベース車両を提供してくれたわけですが、
そのときに、引き取りに行った山田くんが、
「いや〜、面白い店なんですよ〜」と感心しきりで
その後取材に行った記事を紹介します。

モノクロ4Pの展開で、
ZC改1676ccボアアップでは、A型ピストンの流用。
4K改の120馬力仕様は18Rエンジン用のキャブを流用……。
そうです。
『流用チューン!』のハシリでありました。
それまで、CARBOYガレージでも、
L型や2T-G、その他のエンジンをチューンするのに、
山海堂の『エンジンデータブック』をアンチョコにして、
純正流用のピストンを、使っていましたが、
ここまで徹底的に『純正流用』にこだわったショップが
あるということに、心底びっくりしたわけです。

ですから、その後も取材を継続してきたわけですが、
その頃のCARBOYの記事を見ていると……
L型の高圧縮ターボ仕様……ンッ?
あのレーシングサービスYASUが、L型?
ターボ? どうなってるの?

↑CARBOY1986年3月号 L型取材記事
後年のレーシングサービスYASUさんからは、
想像ができないのですが、実は、といいますか、
それ以前にたまたま取材した記事を見つけて納得。
筑波サーキットで開催されていた
『チューニングカーレース最終戦’84年』がそれです。
取材は、CARBOY0→1000mにエントリーしてくれていた
Rファクトリーさんのマシンをターゲットに取材する
予定だったみたいですが、最終的に勝利を手中にしたのが、
レーシングサービスYASUのL型だったわけです。
記事内では、チューニングカーとレーシングカーの違いと
いうか、なんだかわからないことが記述されておりますが、
結果的に『わずか2秒差』で勝敗が決したようです。
でも、『わずか2秒差』って、筑波サーキットの場合、
思いっきりの差じゃ……ないでしょか?
ま、ま、それはそれとして、
意外な一面でありますが、
その後のCARBOYの誌面上で大流行する
『純正流用』の最初の一歩が、この記事だったと思います。
いやあ、歴史って、おもしろいですぅ(笑)

↑CARBOY1985年2月号 筑波サーキットレース取材記事

レーシングサービスYASU
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